バッハは踊れる!

八ヶ岳での撮影も終わり、バッハ再考プロジェクトの1巻目の撮影が全て終わりました。

1年半前にスタートした今回のプロジェクトで源造さんと日々バッハの音楽と踊りに向き合ってきて、感覚を研ぎ澄ませてきました。


その結果分かったのは、バッハは踊れるのか踊れないのか、という問いは問題ではなかった事。むしろ音楽と踊りが本当に一体になったら自由自在に音楽は踊るし、踊りは音楽を奏でる、そして踊りと音楽が一体となった「舞曲」がそこにはあるということ。


音楽を感じて踊る、踊りを感じて演奏する。

そんな次元ではなく、私の中には源造さんがいて脈を打つように体の中で音楽が湧き出てくる。

きっと源造さんの体の中にも私がいて、鍵盤の上を滑るように指を踊らせる。

そんな不思議な、でも、とてつもなく心地よい時間をバッハの音楽で感じていました。


今までの楽器演奏者向け講習会では必ずと言ってもいいほど「バッハはほとんど踊れない」と言ってきました。でも、バッハと今まで教えてきた生徒さんたちには謝って、「バッハは演奏者と本当の意味で一体になれたら、踊れるよ」と訂正したい。


そして、今やっとこの感覚を得たことで源造さんと笙花ちゃんとのバッハへの旅はスタート地点に立てたのだと思います。この先、どこまで行かれるのか楽しみで仕方ないです♪

Sunny Meadow Band - メールアドレス:email@mypage.com

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