全面対面レッスン再開へ向けて

やっと暑い日々も通り過ぎ、気がつけばセミの声ではなく虫の声が響く季節になりました。
暑い中でのマスクとの闘いの日々も終わりを告げようとしていて、私もホッとしています。


新型コロナウィルスとの共存が始まって半年。
一時はレッスンや発表会の中止、動画レッスン、オンラインレッスンなど色々と私も試行錯誤してきました。

そんな中で新型コロナウィルスを「収束」させることができる日はいつ来るのか、、、という事は私だけならず世界中の人々の疑問と願いだと思います。

ワクチンも薬も、未だ開発中でいろいろな物事がまとまるのにはきっと年単位で、
それも1年などではなくもっと長い期間かけて少しずつ収束していくのかな、
と素人ながらに感じるわけです。

インフルエンザやノロウィルスもそうですが、私たちの生活の中には沢山の菌やウィルスが存在しています。
それらを上手に恐れて、自己管理をしながら生活する事がとても大切だと思っています。

そんなわけで私のクラスも全面的に対面レッスンを再開させる方向に少しずつ動いていきたいと思います。

オンラインレッスンにはオンラインレッスンの、
動画レッスンには動画レッスンの
良いところが沢山あります。

ですが、ダンスは1人で踊るものではありません。
家の中の小さなスペースで踊るものでもありません。

ましてやバロックダンスは宮廷の舞踏会やオペラの中で踊られていたダンスです。
踊る事はもちろんですが、宮廷人としてのマナーや所作、
そして音楽を身体で感じて表現することがとても大切な訳です。

簡単なステップやエクササイズはオンラインでできるかもしれません。
でも、同じ空間で、パートナーを感じて
空間を感じて、音楽を感じて、、
バロックダンスが持っている1番大切な事を感じて踊るためには
オンラインや動画レッスンだけでは全く不十分です。


どうしてもいろいろな事があると本質を見失いそうになりますが、
出来るだけ、バロックダンス本来の形を失わないように、
本質を見失わないように、、、
というのが私の願いです。


この先オンラインレッスンや動画レッスンを全面的に止めるという訳ではないですが、
オンラインはあくまでも対面レッスンの補助的な役割として残していくことにしました。


これから秋になり、冬を迎える訳ですが、
もしかしたらまた緊急事態宣言、ということになるかもしれません。
その時はその時にまた判断したいと思います。
 

社交の場で踊られていたバロックダンス。

21世紀の素晴らしいテクノロジーの中に生きる私たち。

でも、、
インターネットもない、電話もない、動画もない、そんな中で18世紀の貴族たちが肌で感じていた音楽と社交界の中に存在していたもの。
そういう社会だったからこそ発展していったかもしれないもの。
人と人の繋がりや温もりや厳しさを自分の五感で感じる中で踊る事がバロックダンスを感じるのには不可欠で、
それは忘れてはいけない1番大切な事なのだと思います。


ちゃんと予防して、対策をとって、
そして同じ空間を感じながらバロックダンスを踊る。
これが私が今できる最善のバロックダンスとの付き合い方の形です。



画面越しではなく直接、私の大切な生徒さんたちお一人お一人に会いたい、、、、、。
そんな事を思う毎日です。



※現在対面レッスンでは最大人数2名、レッスンのお部屋のサイズは今までの1.5倍以上のお部屋を可能な限り使用するようにしています。














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